Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. It is harder to crack a prejudice than an atom.

リノベーションのススメ

2013年9月17日放送のビジネス情報番組『ガイアの夜明け』で中古マンションの調達からリノベーションを手がける企業「リノべる」が”中古”で実現!自分好みのマイホームと題し、取り上げられた。目のつけどころが面白いと感じたので、同社社長が著者の書籍を読んでみた。以下リノべるのビジネスについて、要点をピックアップする。

新築物件の減少

1996年の新築物件は160万戸であったが、2010年には80万戸に減少している。その理由の一つとして、土地が飽和状態にあることがあげられる。マンション立て替えの難しさは、面積の5分の4以上の所有者の同意が必要であり、実質不可能であるためである。リノべるは、立地の良い中古物件をリフォームして住んでもらえるというのも宣伝文句の一つだ。

中古物件の価値

新築から15年ぐらいで価値は半減してしまうが、それ以降は価値の減少が緩やかになるので、資産価値としても中古はお得ですよということらしい。レインズという不動産取引実績を確認できるサイトで確認してみると、本書のとおり15年以降は価値の減少が緩やかになる。そもそも価値が必ず下がる建物は、同じ投資対象としての株と比べて魅力に欠けると感じるのは私だけだろうか。

リフォーム費用のローン

通常、リフォームする場合、住宅購入時のローンよりも高金利のリフォームローンを利用するか、現金で支払う必要がある。リノべるは銀行と提携して、住宅購入と同じ金利でリフォームの費用をローンに組み込むことに成功している。この点は他社との差別化要素のひとつだろう。

おわりに

マンション立て替えに対する制約は区分所有法という法律で規定されており、5分の4から3分の2とする法改正が議論されている。これは、中古マンションを購入してリノベーションしても、立て替えとなるリスクが増えることを意味する。本書はリノべるの宣伝本でもあるので致し方ないが、注意すべき点もありそうだ。

以上

リノベーションのススメ
山下 智弘 著
2012/8/8 発行

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カレンダー

2020年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930