Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. It is harder to crack a prejudice than an atom.

天才を殺す凡人

著者は、あとがきで、この本を書いた理由をこう述べている。

人の可能性を阻害するものに、憤りを感じるから。

本書では、ビジネスに必要な才能を、思い切って、「天才」「秀才」「凡人」の3つに絞り込み、それぞれの果たす役割を話しつつ、会社の成長のステージとも絡めながら、実際のビジネスシーンを題材とした小説形式で読者に語りかける。各才能のポイントは以下。

天才

  • 創造性で評価される。独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人
  • 秀才に対しては興味がない。一方、凡人に対して本当は理解してほしいと思っている。
  • 他の人に見えないものが見えている。ロジックではなく感性なのでKPIで評価できない。

秀才

  • 再現性で評価される。論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人
  • 天才に対して妬みを憧れの相反する感情を持つ。凡人に対して心の中で見下している。
  • 天才と議論する際、ロジックや数字を武器にするため、ほぼ勝利する。

凡人

  • 共感性で評価される。感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人
  • 天才に対して、理解できないから排斥する。秀才に対して天才だと勘違いしている。
  • 多数決を武器に天才を抑え込むことができる。

おわりに

オリジナリティあふれる理論というのが、率直な感想だ。また各才能の間でコミュニケーションが成り立たないということが、自分の人生を振り返ると、いくつかシーンが思い浮かび、そういうことだったかと腑に落ちた。

さらに本書では3つの才能の境界領域や各才能の亜種など、全部で9種類の才能が紹介されている。また基本の3つの才能は、1個人の中にも共存している。あなたは、どの才能が豊かなのだろうか?

以上

天才を殺す凡人
北野唯我 著
2019/1/10 初版発行

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カレンダー

2019年7月
« 6月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031