Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. It is harder to crack a prejudice than an atom.

プロフェッショナルの未来(1)

「情報技術の発展により、プロフェッショナル(専門家)の知識を社会の中で利用可能にする仕組みが変化することで、様々な専門家の仕事が不要になる」というのが、本書の主張だ。本ブログでは、全7章のうち1章、2章について、3回にわたってポイントを紹介する。

  1. 現在の専門家の定義および専門家を専門家たらしめている力が何なのか?
  2. 現在の専門家という社会的システムは、どんな問題を抱えているのか?
  3. 人工知能(AI)やインターネットを基盤とした情報社会が、専門家の仕事をどう変えていくか、最新の事例

それでは 1 についてみていこう。

現在の専門家の姿(大いなる取引)

現代の専門職(医師や弁護士)は、しばしば排他的な立場で、一般の人にサービスを提供することが認められている。そして、そのための社会的な合意があると著者は指摘しており、それを「大いなる取引」と表現している。その定義は次のようなものだ。

  • 専門家は、専門知識や経験、適切な判断を駆使することで、誰もが利用可能な、安心と信頼のできる最新のサービスを提供する
  • 専門家が自らの知識や理論をブラッシュアップし、また他のメンバーを教育し、仕事の質を維持するための基準を確立することを怠らない
  • 専門家は、常に正直で、自分の利益よりも顧客の利益を優先するという前提において、専門家を信頼し、彼らが社会的に重要性の高いサービスや活動を排他的に行うことを認める
  • 専門家に適切な対価を支払い、尊敬と社会的地位を与える

現代において、最も重要な問いのひとつは、大いなる取引の契約内容が見直されるべきかどうか、もしくは契約そのものが破棄されるべきかどうかである。

2 に続く。

以上

プロフェッショナルの未来
リチャード・サスカインド、ダニエル・サスカインド 著
2017/9/30 初版発行

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