Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. It is harder to crack a prejudice than an atom.

ネット広告運用 打ち手大全(2)

2018年4月に初版発行から2020年7月には第5刷まで増刷されている通り、AIによるネット広告のマニュアルと言えるのが本書である。打ち手大全というタイトルの通り、全102の打ち手が紹介されている。本ブログでは2回に渡って一部を紹介する。第2回は主にFacebook広告についてだ。

打ち手63 Facebook広告で見るべき3要素と4指標

Facebook広告では、その広告が実際に配信されるかは、入札額、広告の質と関連度、推定アクション率の3要素に基づいて決定される。これらの要素のうち、最初に注目すべきは、広告の質と関連度で、4つの指標で左右される。

指標の一つ「関連度スコア」は、広告とターゲットとの相性を示し、1~10の値をとる。目安として7以上であれば広告の効果が期待できる。2つ目と3つ目の指標「好意的な意見」と「否定的な意見」は、高、中、低の3段階で表示される。注意すべきは「否定的な意見」が高の時で、広告に質が悪いと判断され、配信される確率が減るだけでなく、ブランドを傷つけることになるので、配信を停止した方が良い。最後の指標「CTR」は、1%程度を目標に、下回っていれば、ターゲットや広告を見直した方がベターである。

打ち手64 とにかく週50件のコンバージョン獲得を目指せ

Google広告同様、Facebookでも機械学習の活用が成果を伸ばす鍵を握っており、学習のためのコンバージョンを週を50件獲得することを目標にすべきである。これが達成されることで、機械学習が円滑に働き、「いかにしてコンバージョンを効率的に獲得するか?」という視点で配信が行われることになる。

打ち手65 動画のクリエティブは最初に再生数を稼ぐ

クリエイティブを動画にする場合、キャンペーンの目的を最初から「コンバージョン」にするのではなく、「動画の再生数アップ」とする。まずは動画の再生数をアップすることで、「どのようなユーザーが動画を再生したか」を学習させることができる。また、目的を「コンバージョン」に切り替える際、動画を再生した人をベースにカスタムオーディエンスを作成し、ターゲットとすることができる。

おわりに

本書では、Googleのリスティング広告だけでなく、ディスプレイ広告についても3章で、35もの打ち手が紹介されている。また5章では、GoogleアナリティクスやBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使った分析と評価、改善について解説がある。Google広告やFacebook広告について、基礎知識についての解説はないが、実務者向けのノウハウが詰まった本だ。

以上


ネット広告運用 打ち手大全
寶 洋平、辻井 良太、高瀬 順希 著
2018/4/21 初版発行

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